2020年6月21日(日)の14時00分~14時55分にフジテレビで放送される『ザ・ノンフィクション』に、都内で遺品整理人として仕事をしている小島美羽さんが出演します。
小島美羽さんは遺品整理人として「死の現場」をミニチュアで再現しているのですが、小島美羽さんが遺品整理品を始めることとなった経歴はなんでしょうか?
また、「死の現場」を再現したミニチュアが話題となっていますが、再現したミニチュアが写っているインスタ画像は?
今回は、小島美羽さんのことについてご紹介いたします。
小島美羽のwiki経歴やミニチュアのインスタ画像が話題!?
誕生日:1992年8月17日
年齢: 27歳
出身地:埼玉県
職業 :遺品整理人
小島美羽さんは高校卒業後には大学には進学せず、郵便局に就職をしていました。
その後は複数の職業を経験し、2014年遺品整理クリーンサービス『ToDo-Company』に入社します。
入社当時は、遺品整理やゴミ屋敷の清掃、孤独死現場の特殊清掃の仕事をこなしていました。
ToDo-Companyに入社後2年後の2016年からは、独学で現場を再現したミニチュアの制作開始し始めます。
その結果、小島美羽さんの「死の現場」を再現したミニチュアが国内外のメディアやSNSで話題となりました。
また、小島美羽さんは2019年8月に自身の著書『時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし』を発行し、こちらも話題となりました。
そんな小島美羽さんが一体なぜ遺品整理人の仕事をするようになったのでしょうか?
また、なぜ「死の現場」をミニチュアで再現しようとしたのでしょうか?
それには小島美羽さんの父親の死が関係しているそうです。
小島美羽が遺品整理人を始めた理由は父親の死がきっかけ!?
わずか22歳という若さで遺品整理人となった小島美羽さん。
そんな小島美羽さんが遺品整理人の仕事を始めた理由は、小島美羽さんが17歳の時に体験した『父親の死』が理由だったのです。
当時家族と離れて過ごしていたという小島美羽さんの父親ですが、一人でいる時に脳卒中で倒れてしまいました。
偶然、小島美羽さんの母親が倒れている父親を発見して病院で緊急手術をしたのですが、入院してから数日後に病院で息を引き取ってしまいました。
結果、小島美羽さんの父親は家族の顔も見れずに孤独死してしまったのです。
小島美羽さんが父親との最後に会話を交わしたのが喧嘩だったようで、それが父親との最後になってしまったことにすごく後悔を感じたそうです。
「何もしてあげられなかった」という後悔の思いから「自分と同じ境遇にある遺族を救いたい」と考えるようになりました。
高校を卒業してから職をを転々としていた小島美羽さんですが、2014年に東京・板橋にある遺品整理会社に入社し、社長の増田裕次さんと運命的な出会いをするのです。
それから小島美羽さんは社長の増田裕次さんと二人三脚で孤独死の現場と向き合っています。
小島美羽がミニチュアで再現を始めた理由とは?
2014年から遺品整理人として働いている小島美羽さんが、なぜ孤独死の現場をミニチュアで再現を始めたのでしょうか?
理由としては「多くの人に孤独死の現場を知って欲しい」という思いで、死の現場をミニチュアに再現しているそうです。
「遺品整理人」と言っても誰にも理解されず、「縁起が悪いから近寄るな」と言われることを何度も経験している社長の増田裕次さんと小島美羽さん。
しかしそんな小島美羽さんが「孤独死は誰にでも起こりうる」と何度も訴え続けている理由が、近年「孤独死」してしまう人の割合が急激に増加しているからなんです。
過去15年間で孤独死する人が約2倍も増加している!?
誰にもみとられることなく自宅で亡くなり、死後、長らく発見されない「孤独死」する人の割合が、2011年の時には全国で年間2万6821人もいるというデータがあります。
民間の調査機関「ニッセイ基礎研究所」(東京)は11年、東京23区での孤独死者数と全国の人口動態統計のデータを使って、全国の65歳以上の孤独死者数の推計値を出した。「自宅で死亡し、死後2日以上経過」を「孤立死」と定義した場合、年間で2万6821人にのぼったという。
さらに下記の画像は、横浜ベスト遺品整理社が2018年に調査した東京都監察医務院の統計データです。
このデータはあくまでも「単身世帯で自宅で亡くなった高齢者の方」のデータですが、東京都内で単身で亡くなる65歳以上の高齢者が過去15年間で孤独死する約2倍にも増加しているんです。
そのデータを男女別に分けると、
・女性:約1.8倍
・男性;約2.7倍
男性はなんと15年間で約2.7倍も孤独死してしまう割合が増えてしまっているんです。
さらにこのままいくと、2040年には孤独死してしまうとされている高齢者は255万人に達するというデータが予測されているのです。
「関係の貧困」の状態にある高齢者は、時代とともに増えている。家族の絆が乏しい未婚の高齢者は、2000年では58万人だったが、2015年では155万人になり、2040年には255万人に達すると予測される(国立社会保障・人口問題研究所)
全国の孤独死の3分の1は東京23区で起きている舞田敏彦(教育社会学者)・2018年9月26日13時30分発表
このように実際にデータを見てみると、小島美羽さんが「孤独死は誰にでも起こりうる」という理由がわかりますね。
もし自分がならなくとも、自分の大切な人や家族がいつ孤独死してしまうかわかりません。
自分が外に出なくてもインターネットで物が買える便利な時代ではありますが、こうしたネットの便利さがもしかすると孤独死の増加をさせている原因の一つなのかもしれません。
そういった日本の現実を知ってもらうために、小島美羽さんはミニチュアとして再現をさせて、より多くの人に知ってもらおうとしているのです。
小島美羽のミニチュア再現や著書にネットでの反応は?
小島美羽さんが再現したミニチュアや、孤独死の現状を訴える著書を見たネットの反応を見てみましょう。
時が止まった部屋
— 小さなネズミ (@D_Vulpoon) March 20, 2020
小島美羽
気にはなっていたのですが、
図書館にありまして、
読みました。
作者の優しさが伝わって来ますね。
生きることは
死ぬことです。
どう生きるかは選べても。
どう死ぬかは選べない。#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/Lq9M4IrlzA
時が止まった部屋/小島美羽
— キシュウ (@rin26omote) December 7, 2019
久しぶりに小説以外の本。
住人が孤独死してしまった部屋の遺品整理と特殊清掃を行う著者のドキュメンタリー。
精巧なミニチュアで現場を再現し、故人と遺族に想いを馳せ、綴られる仕事のあれこれ。
カフェで一気読みして、お恥ずかしながら本気泣きしてしまった。#読了 pic.twitter.com/awxTT075NK
https://twitter.com/DeathCafe_Tokyo/status/1200454156395266048
時が止まった部屋
— アタラクシア (@Ataraxia_Murmur) March 24, 2020
遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし 小島美羽 #読了
「孤独死」耳馴染みはあるが自分とは無縁な事、という認識が一気に覆された
著者が体験した孤独死の現場を精巧に表現したミニチュアと様々なエピソードで孤独死のリアルを知ることができる本だと思った。 pic.twitter.com/X2qgVm9sy1
遺品整理人・小島美羽さんの孤独死現場ミニチュア展示@鞆の津ミュージアム(終了)
— 惹起一休 (@jack19998) December 24, 2019
想像以上に精微で驚いた。プライバシーの関係もあり、複数のケースを組み合わせて一つの模型にしてるそうだが、故人の生活が目の前に浮かんでくるようだ。
時が止まった部屋(原書房)https://t.co/P9wqtOcuXu pic.twitter.com/kwnNqhesfW
昨夜は小島美羽さんの「時が止まった部屋」の刊行記念トークイベントへ行ってきた。まだ本は読んでないけど、我ながら珍しくとても興味が湧いたので。遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし。ミニチュアからは臭いも伝わりそう。猫さんの部屋と、壁のゴメンの文字は印象深い。→ pic.twitter.com/5zwKulsWQ7
— 幻 (@shirayukihige) November 11, 2019
小島美羽さんのミニチュア著書を見てみると、小島美羽さんの優しさや「孤独死」ということがいかに怖いことかが本当に伝わってきます。
今いる自分の大切な人たちがいつ死ぬかわからない。
そんな中でも後悔しないように、今どうするべきかを考えさせられる作品となっています。
スポンサードリンク小島美羽さんの著書『時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし』に興味のある方はぜひ読んでみてください。
小島美羽のwiki経歴や遺品整理人やミニチュア再現を始めた理由は?ミニチュアのインスタ画像は?【ザノンフィクション】 まとめ
いかがでしたか?
今回は小島美羽さんのことについて調べました。
今回調べた結果をまとめると、
・2014年遺品整理クリーンサービスに入社
・遺品整理人を始めた理由は父親の孤独死がきっかけ
・ミニチュアで再現を始めたのは孤独死を知ってもらうため
・過去15年間で孤独死する人が約2倍も増加している現状
小島美羽さんのことを調べていて、最初はどんな人かわからなかったのですが、かなり情に熱い人なんだなと感じました。
また孤独死の現状を調べていて、過去15年で約2倍も孤独死してしまう人が増えていると考えると、ひと事ではなくいつか自分もしくは大切な人にもこういう場面が来るかもしれない。
そのようなことを考えると、どうにかそのような状況にならないように今からできることをやろうと感じました。
今回のザ・ノンフィクションをきっかけに、より多くの人に孤独死の現状を知ってもらい、小島美羽さんの訴えに気付いてくれる人が増えてくれると嬉しいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。